TSマークを付けた自転車のみ通学可能であると学校からの通達により、自転車店にてTSマークをもらえる整備点をおこなった
店の「点検整備」に濃淡があり、その状況を記事にします
どちらの店が良いかの判断を皆さんにお任せいたします
この記事でわかること
- TSマークとは
- TSマーク取得時の店の対応
- TSの問題点
TSマーク取得義務の背景
自転車通学をする娘から、学校のお知らせとして、通学に使われている自転車には「TS」マークをもらえるような整備をするようにと連絡があった
学校としても、安全に自転車通学をしてもらいたいとの気持ちから、TSマーク取得の提案を行ってきたと考えられます
娘の高校は、自転車通学に対して厳しい方であると私は感じていました
理由としては、ママチャリのみ通学で使用が可能で、スポーツタイプおよび電動アシスト自転車は禁止されていました
自転車を運転するに当たり、保険への加入も指示され、自転車保険にも入っています
TSマークとは
自転車安全整備士が点検確認した普通自転車に貼付されるもので、このマークには賠償責任保険と傷害保険等が付いています(付帯保険)。
公益財団法人 日本交通管理技術協会
※「TS」は、TRAFFIC SAFETY(交通安全)の頭文字をとったものです。
通常の自転車保険は人に付帯されるものですが、TS保険は自転車に付帯されるもののようです
保険の対象が自転車であるため、整備士の整備が必須となっていると考えられます
TSマークは3種類
TSマークには、緑色・赤色・青色の3種類のTSマークがあり、賠償内容が違っているようです

- TSマーク貼付自転車に搭乗中の人が対象となる
- 期間はTSマークに記載されている点検基準日から1年間
- 保険契約は日本交通管理技術協会と三井住友海上火災保険(株)と幹事会社とする損保会社との契約である
TSマーク別賠償内容
種類 | 賠償責任補償 | |
緑色 | 死亡・傷害(全ての人身事故) ※示談交渉サービス付き | (限度額)1億円 |
赤色 | 死亡・重症後遺障害(1~7級) | (限度額)1億円 |
青色 | 死亡・重症後遺障害(1~7級) | (限度額)1000万円 |
TSマーク別傷害補償
TSマークが貼り付けされている自転車に搭乗中の人が、交通事故によって事故の日から180日以内に入院、死亡または重度後遺障害を負った場合は次の表の金額が一律に払われる
種別 | 傷害補償 | |
緑色 | 死亡もしくは重度後遺障害(1~4級)(一律)50万円 | 入院(15日以上)(一律)5万円 |
赤色 | 死亡もしくは重度後遺障害(1~4級)(一律)100万円 | 入院(15日以上)(一律)10万円 |
青色 | 死亡もしくは重度後遺障害(1~4級)(一律)30万 | 入院(15日以上)(一律)1万円 |
被害者見舞金
自転車に搭乗中の人(加害者)が第三者(被害者)に傷害(入院加療15日以上)を負わせ、法律上の損害賠償責任を負担した場合に、次の表の金額が一律に払われます
種類 | 入院(15日以上) |
赤色 | (一律)10万円 |
※青色マークは被害者見舞金制度はありません
※緑色マークは賠償責任補償により対応します

TSマーク私の対応
TSマークのことについて何も知らなかった私は、自転車店に電話をかけました
質問内容としては
- TSマークを扱っているか
- TSマーク整備の値段
- 整備に予約が必要か
今書き出してみると、車の車検を念頭に置いて、自転車さんへ質問しているような内容に思えます
全国チェーン店の自転車屋さんAと、地元の古くからある自転車屋さんYの2軒に電話をかけました
全国チェーン店「A」の答えは明快でした
「自転車の整備点検台が1500円ぐらいで、TSマークを貼るにはTSマークの保険代がかかり、何事もなければ3300円ぐらいになるだろう」とのことでした
それに対して、地元自転車屋さん「Y」は「自転車の現物を見てみないと分からないが、3000円もあれば足りるよ」でした
電話での対応を考えると、全国チェーン店「A」で自転車の点検を受けたほうが良いと感じました
理由は、「A」は料金が単純で明快であり、不明の部分がないと感じたからです
娘と相談して全国チェーン店「A」に自転車を持ち込み、点検を受けることに決めました
全国チェーン店「A」に自転車を持ちこむ
娘が土曜日の午後に、自転車を全国チェーン店「A」に自転車を整備してもらい、TSマークをはってもらうことを目的に訪問しました
娘から泣きそうな声で電話がありました
次の通りの内容でした
- TSマークを取得するには、自転車の点検整備が必要だが、不良箇所がある
- 前後のタイヤにヒビが入っているので、2本とも変えなければならない費用は15000円
- タイヤを交換したあと、TSシール取得の整備費が3300円必要である
電話をもらった私は自分の耳を疑いました
TSマークを貼ってもらうために、18300円が必要になるということです
もう一台自転車が買える整備費?
自転車整備士の方がTSシール取得に要する整備で、もう一台自転車が買える整備費を見積もられるとは考えてもいませんでした
娘の自転車は4年前に購入したもんで、屋根なしの雨ざらしの駐車場に置いてありましたので、サビは出ていたり、タイヤには細いヒビが入っていました
タイヤはリムに近い部分に細いヒビが入っていましたが、走行面にヒビはなく、側面に関してもタイヤチューブがはみ出るような亀裂はありませんでした
私は若いときにはロードバイクが趣味で、山をひたすら登っていましたので、少しは整備のことについての知識はあります
素人と整備士資格を持つ人の違いといえばそれまでですが、全国チェーン「A」の見積もりに疑問が残ります
それと、前後のタイヤを交換すれば、ブレーキの調整、チェーンの張り調整、変速機の調整が入ると考えられますが、TSマーク取得用の整備点検が別料金で3300円かかるのもいただけません
二重に整備費用を請求しているように感じます
娘は4000円しか持っておらず、18300円もかかるということなので、帰ってきました
地元の自転車店「Y」に持ち込む
全国チェーン店「A」でのTSマーク取得はあきらめて、地元の自転車屋「Y」に娘の自転車を持ち込むこととなりました
地元の自転車店「Y」は電話応対では、掴みどころがなく、娘一人で訪問させるのには不安がありました
私も一緒に訪問しました
店主は50才ぐらいの男性で、自転車屋のおじちゃんといった感じの人でした
私は、自転車整備で問題となりそうな箇所を事前に、店主に伝えました
サビが浮いている、タイヤに細いヒビが入っている、ワイヤーが伸びている等々はなしました
「そんなことは問題ではない。乗る人が安全。周りの人にも安全だな」と店主は言いました
ブレーキの調整から始まり、オートライトの点灯確認、タイヤの空気圧確認と次々に整備を行っていきました
「1つ問題があるよ」と言われ、少し不安になりました
「側面からの確認がしづらいから反射板が必要だ」と言いながら、5センチほどの反射板をスポークの間に設置しました
タイヤの細いヒビはどうですかと質問をしたら、「時間が経つと自然にヒビが入ってくるし、走行に問題があるほど大きなものではないのでこれ十分だよ」と言われました
無事に自転車の整備点検が終わり、TSマークももらうことが出来ました
かかった金額は2900円でした
TSマークに必要な自転車の整備と、反射板2個の値段です

2000万のベンツを購入して車検に整備に1800万請求されるのと同じ
今回のTSマーク取得自転車整備に関して車の車検にたとえるなら、全国チェーン店「A」はディーラー、地元自転車店「Y」は民間整備工場と例えることが出来ます
ディーラーでの車検整備は部品などの安全のマージンを取り、早めに交換を勧められることが多いと思います、そのため民間車検より部品代を含めた車検代が高いといった印象があります
民間整備工場は、現時点で問題なければOKとの考えが多いと感じます
不具合が出た時点で、その整備を行う形が多かったです
しかし、全国チェーン「A」の場合、ベンツのディーラーに例えると、あなたの車は車検を通すのに、現状では整備が出来ません
「車検を通すためには、ご購入頂いた2000万円の車代とほぼ同じ金額の1800万円の整備が必要です」
ベンツのオーナーさんは「車検をお願いします」といいますかね?
うちの場合、20000円で購入した自転車のTS整備点検に18000円必要と言われました
すぐに断りました
もう一台購入できますよね
整備についての主観
整備というものは整備する人間の主観が影響を及ぼすものですが、「誰のための、なにの整備か」を忘れたところには、信頼は芽生えないと思います
機械にはメンテナンスが必要と私は考えます
しかし、行き過ぎた営業活動はどこか「ビックモーター」を思い出させてしまいます
地元自転車店「Y」のような地味な店が、ママチャリを支えていると思うと将来が不安であります
最近道路交通法が改正され、自転車にたいしての規制が厳しくなりました
自転車運転の規則が厳しくなるのと同じように、自転車整備に関しての考え方も厳しくなると予想できます
自分が信用できる自転車さんが今後必要になってくると思います
1軒親しい自転車屋さんを作って見てはいかがでしょうか
まとめ
この記事でわかったこと
- TSマークとは
- TSマーク付帯保険の補償について
- TSマーク付与に関しての各自転車店の対応の違い
- 自転車整備に思うこと
今回娘の自転車にTSシールを貼る目的から始まりました
TSシールを貼れる要件や、各自転車店の整備に対する考え方の違い、対応の違い等経験させていただきました
「A」と「Y」どちらが正解かはわかりません
自転車に対する交通規則が厳しくなり、今までの無整備無保険の無法地帯では安心して車道を走ることが出来ないのは事実です
自転車の損害賠償で1億円という判例もあります
現在の自転車を巡る環境は、法規制、車両整備、運転時のヘルメット着用など今までの環境では考えられない事が起こっています
これから10年自転車にとって激動の時代と言えましょう
私個人的には今回TSマーク付帯保険を調べてみて、これは現代に必要ではないかと感じました
みなさんも、保険に入り、安全に自転車を運転してください
コメント