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「 西洋絵画の400年」静岡の私的みどころ(予習編)

展覧会

静岡で開催です。簡単なみどころ予習をしましょう。2024年7月26日(金)〜9月23日(月)の間、静岡市美術館にて開催されます

東京富士美術館は、1983年に東京都八王子市に開館し、国内外で制作された幅広い時代の絵画・版画・彫刻・写真・陶磁器等を約3万点収蔵しています

今回は収蔵品の中から選びすぐられた、西洋絵画80点が静岡にやってきます

モネ、シャガール、ルノワールはなんとかわかります

オールド・マスターの、ティントレット、ヴァン・ダイクは私には、よくわからない画家です

作品と画家について簡単に調べてみたいと思います

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ジャック=ルイ・ダヴィッド(画家)

ジャック=ルイ・ダヴィッド 自画像(1794年、ルーヴル美術館蔵)
  • 誕生日   1748年8月30日
  • 出生地   フランス国、パリ
  • 死没年   1825年12月29日 (77歳没)
  • 死没地   ネーデルランド連合王国、ブリュッセル

フランスの新古典主義を代表する画家である

代表作

「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」がよく知られています

「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」東京富士美術館ホームページより引用

ナポレオンと言ったら、この絵を思い出すのではないでしょうか?

この絵の基本的な発想は「ナポレオンはすごい」をプロパガンダするために作成されています

英雄のように感じたり、すごい人だと感じたり、勇ましい人と感じるのは当然の意図が読み取れます

制作は、すべて同じジャック=ルイ・ダヴィッドの作品です

今回展示される作品は、ジャック=ルイ・ダヴィッド工房の作品です

東京富士美術館のものは日本で見れる唯一のものです

自身の作品と工房の作品の大きな違いは、絵の大きさです

  • ジャック=ルイ・ダヴィッドの工房の制作は長辺70センチぐらい
  • ジャック=ルイ・ダヴィッド作品の5枚は長辺2.6メートルぐらい

ちなみに、ジャック=ルイ・ダヴィッド作の「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」の絵は世界に5枚あるそうです

光の具合や、服、馬など異なっています

5枚の「サン=ベルナール峠を超えるボナパルド」の絵画が示すもの | ここから (kokokara.tokyo)

ティントレット(画家)

  • 本名       Jacopo Comin
  • 誕生日      1518年9月29日誕生
  • 出生地      ヴェネツィア共和国
  • 死没年      1594年5月31日(75歳没)

作風

ティントレットを簡単に言い表すと、盛期ルネッサンスにおけるヴェネチア派の画家です

ティントレットの作風は、ティツィアーノの色彩とミケランジェロのマニエリスムの形体を結びつけ、情熱的な宗教画を描いたといわれています

ティツィアーノとは画家で、絵画技法は筆使いと色彩感覚に特徴があり、イタリアルネサンスの芸術家だけではなく、次世代以降の西洋絵画にも大きな影響を与えたといわれています

マニエリスムは自然の模倣ではなく、芸術自体の自意識を高めた運動です

現在の、マンネリズムの語源となっています

ミケランジェロは、

  • 人体の引き伸ばし
  • 蛇状人体
  • 極端な短縮法

を追求しました

パルミジャーノ《長い首の聖母》(1534 – 1540年)
聖母の抱いているイエスを見ると、身体が強く引き伸ばされている。

代表作品

ヴェネツィアのサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の壁面を飾っている《最後の晩餐》 が有名です

wikipediaより「最後の晩餐」サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
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ヴァン・ダイク(画家)

下の絵は、アンソニー・ヴァン・ダイクの自画像です

  • 名前      アンソニー・ヴァン・ダイク
  • 誕生日     1599年3月22日
  • 出生地     スペイン領ネーデルラント(フランドル)、アントウェルペン
  • 死没年     1641年12月9日
  • 死没地     イングランド、ロンドン

作風

バロック期のフランドル出身の画家

上品でくつろいだ雰囲気で描かれたチャールズ1世をはじめ、イングランドの上流階級を描いた肖像画でよく知られている画家です

肖像以外にも歴史画、宗教画、などに優れた才能を見せており、水彩画やエッチングの分野においても大きな革新をもたらした重要な芸術家とみなされている

肖像画は死後も150年以上にわたってイングランド絵画に大きな影響を与え続けました

代表作品

ルーヴル美術館 「英国王チャールズ1世の肖像」(1635年ごろ)

馬から降りたチャールズ1世を描いたものです

 クロード・ロラン(画家)

  • 本名  Claude Gellée
  • 誕生日  1600年代
  • 誕生地  ロレーヌ公国
  • 死没年  1662年11月23日

作風

1637年頃からは急速に風景画家、海景画家としての名声を高めていく

ロランの絵では人物は片隅に描かれるもので、絵の本当の主題は陸地、海、空である

絵の購入者には、自分は風景を売ったが人物はおまけだと言っていた逸話がある

ジョン・コンスタブルはロランのことを「世界が今まで目にした最も完璧な風景画家」だと述べ、ロランの風景では「全てが美しく-全てが愛らしく-全てが心地よく安らかで心が温まる」と絶賛している

代表作

『岩のアーチと川』1626年-1630年ヒューストン美術館所蔵

風景が主体で、作品の中に描かれている牛、人は一つのアクセントのようです

『国会議事堂のある港の眺め』1636年 ルーヴル美術館所蔵

港のゴチァゴチャした感じとか、人々の活気が感じられる一枚です

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まとめ

今回の展覧会は、「西洋絵画の400年」と銘打っており、絵画の変遷の歴史を感じることができるのかも知れない

西洋絵画を勉強する上での、重要な流れが分かると思われる

時間が許せば、見に行きたい

この記事のまとめ

ジャック=ルイ・ダヴィッド、ティントレット、ヴァン・ダイク、クロード・ロランの4名の画家について、予備知識を得られる

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