7月26日から9月23日まで開催の「西洋絵画の400年」展の感想について簡単に書きます
大きく2つの章に分け、
第1章 絵画の「ジャンル」と「ランク付け」 5項目
第2章 激動の近代ー「決まり事」の無い世界 2項目
西洋絵画400年の流れをわかりやすく展示してあります
この記事でわかること
西洋絵画400年の感想
個人的な見どころ
暑い夏に、美術館に涼みにいきましょう
美術館は作品を保護するために、気温・湿度・照度をコントロールしてありますので、とても涼しく快適です


西洋絵画400年とは
東京富士美術館の約3万点に及ぶコレクションから選りすぐられた、80点余の西洋絵画を展覧します
西洋では伝統的に宗教画や神話画が高尚な絵画ジャンルとして重視されましたが、近代になると斬新な絵画主題の開拓や、造形表現そのものの革新へと画家たちの関心が移っていきました
モネ、ルノワール、ゴッホ、シャガールといった人気画家のほか、ティントレット、ヴァン・ダイク、クロード・ロランなど日本では目にすることの少ない巨匠の名画を通して、17世紀から20世紀に至る西洋絵画400年の歴史をご覧いただきます
「西洋絵画の400年」静岡展案内状より抜粋
西洋絵画の流れを見ることができる展覧会で、誰もが知っているモネ、ルノワールなどの人気画家の作品も見れる、お得な展覧会と言っていいと思います
おすすめの「作品リスト」
入り口付近に「作品リスト」が置いてあります
作品の作家、作成年度が書いてあり、参考になります
解説を読みながら、作品リストを参考に見学すると、時代の流れが分かり、勉強になりました

個人的な感想
西洋絵画は時間とともに変わって来た絵画について、感じさせる展覧会でした
有名作家の作品も展示されていましたが、誰もが知る代表作では無いことが少し残念でした
しかし、人気作家の作品が一箇所で見れることに価値はあると思います
最後の部屋のモネ作品については写真撮影が可能でした
普通展覧会では、写真撮影できませんが、今回の展覧会は比較的撮影規則がゆるいと感じました
各章と各項目について感想を書いていきます
Ⅰ-1 歴史画 心を、物語、歴史を描く~絵画の最高位~
歴史画・宗教画は、一番不得手としている分野の絵画です
題名に書いてある「アレクサンドロス大王」「ダヴィデ王」「ハンニバル」どこかで聞いたことのある名前ですが、物語まで読んではいません
歴史であったり神話の一場面を描いていますが、自分にピンと来ません
歴史的が背景が違うといえば違います
教会の権威を示すためとか、教えなどの教会の地位の向上を図る為に、描かれたものなのかもしれません
陰陽がはっきりしていて、昔の照明器具(ろうそく)では神秘的に見えていたのかもしれません
何かを神格化するための、作品群なのかもしれません

見覚えのある、ナポレオンが馬に乗った作品も見ることができました
この絵のナポレオンが、自分の中のナポレオンのイメージとなっています
ナポレオン=勇ましくてかっこいいとのイメージがつきました。現実には違うようです

Ⅰ-2 王侯貴族から市民階級へ~あるべき姿/あるがままの姿
肖像画が多く展示されていたコーナーでした
王侯貴族の場合、現代の写真のように、対象人物の特長を掴み、少し美化して描かれているのかもしれません
そんなことを思いながら見学させていただきました
作品の制作年が1560年から1897年と300年の間の肖像画が集められており、作画の変遷を少し読み取ることができました
モデルの対象も王侯貴族から一般の人に変わっていくようです
300年かかってモデルの対象が、一般人に降りてきた感じです
Ⅰ-3 風俗画 市井の生活へのまなざし
神様→王侯貴族→市井とモデルの対象が身近になってきました
描かれるものも生活感があるものとなりました
1700から1800年代の作品が多くなってきました
日常のいち場面を切り抜いた感じが、微笑ましいと感じました

シルクのソファーカバーの光沢が印象的でした
Ⅰ-4 風景画 「背景」から純粋な風景へ ~自然と都市~
1700から1800年代の作品で構成されています
昔は、物語がある船の海戦の絵が好きでしたが、最近はカナレットの絵のような客観的に風景を描いた作品が好みとなりました
カナレットは静岡県立美術館で特別展を開催していますので、興味のある方は、そちらの方へも見に行くと興味がより増します
カナレット作品1点だけでは、真価は分からないと思います
このコーナーの題名も「背景」から純粋な風景へとありますが、対象が舞台の背景のような物語のある風景から、日常の何気ない風景へと変わったということだと思います
Ⅰ-5 静物画 動かぬ生命、死せる自然
静物画には、物や配置などで暗喩や意味があると聞いたことがあります
そのため、「モノが描かれているな」、「うまく描けているな」程度しか分かりません
ほんとに感想がなくてすみません
宗教画と同じで、不得手な分野です
Ⅱ 激動の近代史 「決まり事」の無い世界
個性の無かった絵画から、個性のある絵画へと変貌していく過程です
Ⅱ-1 「物語」の変質
Ⅱ-1-1 物語/現実
このコーナーにはゴッホが隠れていました
ゴッホといえば、絵の具を盛り上げて鮮やかな色で描かれた絵を想像しますが、茶色の色調の絵が飾ってありました
絵の大きさもあまり大きくなく、見逃してしまうところでした
他の方々も、あまり興味がなく時間を掛けずに見て通り過ぎていきます
ルノワールの「赤い服の女」の前で皆さん足を止めていました

インパクトが有るルノワールの絵です
もし、最近のアニメグッズのような、アクリル板へのこの女性が印刷されていたら、「推し」としていろいろな観光地で一緒に写真を撮りたいと思いました
ミュージアム絵葉書以外に、キャラクターアクリル板人形など考えてみたはいかがでしょうか?
マリー・ローランサンの絵もこのコーナーでした
段々と個性が絵に表現され始めてきているように感じました
Ⅱ-1-2 幻想の世界へ
シャガール独特のタッチといいますか色調で描かれたものが飾ってあります
キリコもキリコらしく描かれた絵が飾ってありました
1900年後半になると、絵を見ただけで誰の作品か分かる絵が多いと感じました
1600年から1700年代の宗教画のように、誰が描いたかよくわからにことには、なりませんでした
絵が自己表現の道具となってきたのかも知れません
Ⅱ-2 造形の革新
自己表現を試行錯誤している過程がわかるコーナーです
Ⅱ-2-1 光と色彩の饗宴
ピサロ、セザンヌ、ゴーガンと有名どころが集まったコーナーです
しかしながら、私にとって心に残る絵はありませんでした
西洋絵画史に名を残す、大家が集まっているコーナーでしたが大変残念でした
みなさんには、なにか心に残る印象があると思いますので、時間を掛けて丹念に御覧ください
Ⅱ-2-2 フォルムと空間
モネの「睡蓮」を写真に写すことができるようです

普通の展覧会は、写真撮影は禁止されていますが、今回の「西洋美術の400年」では特定の作品については、写真撮影はOKのようです
太っ腹です
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まとめ
「西洋絵画の400年」は西洋絵画の流れを勉強するうえでは最高の展覧会でした
オールド・マスターと呼ばれる歴史画の巨匠たちの絵から、シャガール、モネ、ゴッホ、ローランサンと誰もが知っている作家の作品を見ることができました
西洋絵画の百貨店のような展覧会でした
入口付近の置いてある、「作品リスト」を片手に、鑑賞するとより一層楽しいかも知れません
この記事のまとめ
「西洋絵画の400年」展とはどのような展覧会か
「西洋絵画の400年」2章9項目の各コーナーごとの私的な感想
時間が許すようであれば、現在開催中の静岡県立美術館の「カレットとヴェネツィア」展も見てみてください
こちらは、1700年代のヴェネツィアを旅行できる、大変面白い特別展です
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